SF世界に突入しつつある世界

2023年10月25日~2023年10月27日はJapan IT Week 秋が開催されています。前回と大きく違うのは、各ソリューションにChat-GPTの文字があることです。なんと、脳波という言葉を出しているソリューションまでありました。ついにブレインマシンインターフェース(BMI)が市場に出始めているということになります。それだけではなく、様々な驚くべき情報を仕入れることが出来たイベントだったと感じます。

今回は、Japan IT Week 秋や最近仕入れた情報から、SF世界に突入しつつある世界の技術についてご紹介をいたします。

トレンドの技術を追う意味とは

人類の歴史は、最初の40万~25万年は自分が属するグループのことだけを考えればよく、悪く言えば、食べて、生きることだけで精一杯でした。信長が愛した敦盛にもあるように、人生50年だった世界です。情報が伝わる速度も遅く、知る速度も緩やかな世界です。その情報が伝わる範囲も狭かったことは想像に難くありません。

しかし、たった100~200年で世界は大きく変わりました。第2次産業革命が始まったのは1870年頃になりますが、それから約70年後にあたる1940年代に最初のプログラム言語が誕生しました。現在は2020年代になりますが、IT技術が生まれてからまだ100年経っていないわけです。PCが普及したのは1980年頃、インターネットは1990年代、初代iPhoneは2007年頃になります。つまり、革命と行ってもいいレベルの技術が誕生する速度が徐々に早くなっていることが分かりますでしょうか。

もちろん、第3次産業革命はPC普及であり、第4次産業革命がAIや量子コンピューターなどであるわけなのですが、それにしても革命的な技術の登場が続いています。クラウドが生まれ、SNSが生まれ、文化レベルでも大きな変化が起こっています。これらの技術は、人類の歴史の中で最も大きな変化をもたらしていると言っても過言ではないでしょう。

飽食、長寿化、情報伝達速度向上、これらは人類の歴史の中でもとても短い期間に唐突に起こっています。遺伝子が追いついていないと言っても過言ではないでしょう。

その結果、肥満が増え、高齢化社会になり、情報過多になり、ストレス社会になっています。これらを解決するためには、生産性を上げることが重要になります。生産性が上がっている国と生産性が上がっていない国では、人々の幸福度に大きな差が出てくるのは当たり前のことだと思います。

つまり、トレンドの技術を追う意味とは、生産性を上げるということが目的であり、その結果、自分たちの幸福度を上げることが最終的な目的になるわけです。そのため、新しい技術についてこれない人はサポートをしてでも、新しい技術を追い続けることが重要になります。そうしなければ他国との競争に負けてしまい、結果的に日本全体が不幸になっていくからです。

いま起こっていること

キーワードで言うと、様々な技術が生まれています。量子コンピューター、生成AI、AIロボット、AGI、メタバース、ブレインマシンインターフェース、自動運転、空飛ぶクルマ。すでに実用化されているものもありますし、まだ実用化されていないものもあります。しかし、いずれもSF小説で語られるような空想でしかありえなかったものです。

それが、IT技術が誕生してから100年以内の短期間に次々と実用化されているのです。

研究の分野においては、インターバースという概念も誕生しつつあります。SFの世界に近づいていて、[人間拡張]と呼んでいました。メタバースではなく、ユニバース(物理世界)とメタバース(仮想世界)の間をつなぐ「インターバース」という概念によって、メタバースが生み出す価値をユニバースに還流する研究が始まっているようです。例えば、歩行器がないと歩けなくなっている人が、歩行器によっていままでよりも本人自身の歩く力が強くなる現象。あるいは、メタバースで着た強化スーツによるパワーアップが、現実世界の人の力にも影響がでる現象。このような心理学や生物学の領域を利用することで、人間の能力を拡張する研究を行っているようです。

メタバースの分野では、研修に利用した事例では、研修生の視界に講師が憑依することができ、「感覚レベルで指導することができた。」という話もあります。Chat-GPTで言うと、「Google検索と何が違うの?信用できないから仕事につかえないよね」という発言を聞いたこともあります。しかし、世界中で利用が始まっていますし、使うことで生産性が大きく向上した事例も多くあります。

生産性が10倍上がるのに、信用できないから使わないというのは、本末転倒です。紙の方が信用できるという人と同じです。紙の方が信用できるから、PCは使わないというのは、本末転倒です。これからの時代は少子高齢化がさらに進みます。生産性が上がらないまま、働く人口が減るということは、いままでの文明や生活水準を維持できなくなってくるに等しいです。現に、人材不足によりバス路線を維持できずに廃線するという事例も出ています。コンビニも24時間営業ができなくなってきています。いままで当たり前にあったものが消えていっているということに気が付くべきです。

人材不足を求人で補おうとする考えは変えるべきです。人材不足をIT技術により生産性を上げて対処することが重要です。海外ではそれを理解しているから生産性が上がっていて、税負担や物価高が起こっても給与も増えているので、生活水準を変えずにいられるのです。日本は、生産性が上がらないまま、人口が減っていくという悪循環に陥っています。実際に人手不足倒産をする事例が増えています。

まだ新しい技術を利用したことがない人は、ぜひ、新しい技術を利用してみてください。新しい技術は、いままでとは違う感性・価値観で作られているため、実際に触れてみないと理解することができません。いままでの感性・価値観で捉えようとしても、意味も理解できなければ、効果も分かりません。意味や効果が分からなければ、使う意味もわかりませんし、新しい感性や価値観を取り入れることができません。

まとめ

人類の歴史の中で、急速に生活が安定して、急速に技術革新が起こっています。そして技術革新速度も上がっている中、少子高齢化により労働生産性を上げなければいけない危機を迎えています。SDGsを考えなければいけないほどに資源を浪費して、文明維持を考えなければいけない時代になっているのです。

そのためには、新しい技術を積極的に取り入れて、生産性を上げていくことが重要です。新しい技術を積極的に取り入れることで、生産性が上がり、人材不足を解消することができます。人材不足を解消することで、給与も上がり、生活水準を維持することができます。

新しいことを敬遠せずに、まずは触れてみることが重要です。触れてみることで、新しい感性や価値観を取り入れることができます。何事も慣れなのはいつの時代も変わらないのです。

人間の技術はすでにSFだと言われていたものを実現できるレベルに到達しています。MetaがImage Decoderを発表したことをご存じでしょうか。脳スキャンにより、人間の脳内で見ている映像をデコードする技術です。これは、SFの世界でしか見たことがない技術です。しかし、すでに実現しているのです。これからは、SFの世界でしか見たことがない技術が、次々と実現していく時代になります。全脳エミュレーションの研究も始まっており、小説や漫画の世界でしかなかったことも技術的に到達可能であることを示しています。

従来、経験や勘や感性といったものは、ITとは無縁だったかもしれません。しかし、メタバースやブレインマシンインターフェースといった、脳や感覚に強く作用するIT技術も発達してきていることも事実です。

技術進歩のペースはこれからどんどん早くなります。積極的に新しい技術を取り入れていかなければ、他国より技術が何年も遅れて周りから見向きもされない国になりかねません。新旧世代で協力し合って、これからの時代に立ち向かっていきましょう。

スカイフィールドコーポレーションについて

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